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肩こりは肩を揉まないのがポイント

筋肉というのは考えている以上に傷つきやすい組織です。なので、マッサージでグイグイ力任せに押したりすると、筋肉を傷めてしまいます。肩こりがひどい人は、肩こり用の器具で力任せに押したり揉んだりしがちですが、これは逆効果です。凝りもほぐれないし、傷ついた筋肉が治るにも時間がかかってしまいます。また、凝っているときは痛みを感じにくくなるので、強い力で揉んで筋肉が傷ついていることにも気づきにくく、危険です。もし凝りをほぐしたい場合には、揉むのではなくさすりましょう。衣服などの上から、埃を払う感じでサッサッと手を動かします。筋肉にも繊維があるので、それに逆らわずに一方の方向へさすりましょう。物足りないと感じるかもしれませんが、さすられた部分が温まるとだんだん緩んできます。自分の肩がさすりにくい場合には、誰かに後ろに回ってもらい、背骨を中心にして両手を使って両側へサッサッとさすってもらうと、かなり楽になります。

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